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MBA取得後について

全科目を修了し、MBAを取得した後は、皆職業人へと復帰していきます。社費/休職留学生については、元の職場へと戻ることになりますが、退社して私費で留学している学生にとっては、次の職場を探すというのもMBA留学の一つのチャレンジとなります。

 

MBA生だから引く手数多かというと、世の中そう甘くはありません。かつて就職活動をした時のように、地道に会社を回って、面接を受けたり、インターンをしたりして次の職場を見つけていきます。 

 

気を付けなければならないのは、2年制のMBAと異なり、1ヵ月の集中インターンができる長期休暇が実質的にないことです。CBS Trackであれば、3月下旬から5月半ばまで2ヵ月弱の期間ありますが、米国への渡航準備(履修する科目の確定やビザの取得、引っ越し準備等)に追われるため、腰を据えてインターンをするのはなかなか難しいでしょう。HKUの場合、そのロケーションの良さを活かして、パートタイムでインターンシップを行うケースが一般的です。

 

それでは、HKU MBA生のAfter MBAの見つけ方について、簡単にご紹介します。

<CDT (Career Development & Training Office)>

MBA Officeの一部署としてCareer Development & Training Officeがあり、数名のスタッフが張り付きでMBA生の就職活動支援にあたっています。

 

彼らの支援は、レジュメの作成支援から、模擬面接の実施、ネットワーキングイベントの開催、企業説明会の開催、アジアの主要都市へのCareer Trekの主導、ヘッドハンターの紹介、求人の案内、企業への学生の売り込みに至るまで多岐に渡ります。

 

企業説明会では、興味のある学生がその場で面接を受けることが出来たり、学生が企業に売り込まれた場合は、CDTのスタッフが「○○の会社があなたに興味があると言っている、○月○日○時から面接を受けてみないか?」というような形で電話をかけてくることもあります。また、CDT紹介のヘッドハンターの所持案件から内定に結びつくケースも少なくないようです。

 

学生の社会人としてのステージによって必要な支援がが異なるため(社会人経験3年の者と10年の者では必要な支援が異なる)、なかなか効率の良い支援は難しいようですが、それでも多くの学生が、CDTの支援の下でインターンシップや内定を獲得していきます。

<人脈>

個人的な伝手を使って案件を発掘し、インターンや内定の獲得にまで持ち込む学生がいます。大々的に求人をかけないスタートアップが多いようです。

<インターネット>

インターネットの求人サイトから募集案件を見つけ出して応募し、インターン/内定を勝ち取っていきます。日本の転職活動と同じ手法です。

 

 日本人学生は、日本での就職はもちろんのこと、香港やその他の国々においてもフルタイムポジションを獲得しています。以下に、近年の就職先をご紹介します。 

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<HKU MBA卒業生の就職活動(卒業生の声)>

こちらではHKU MBA卒業生がどのようにしてMBA終了後の就職先を決定したかについて卒業生の声を紹介いたします。

 

志望する業界、自分のこれまでの経験、人との繋がりなどたくさんの要素が就職活動の成否を決定しますので特定のやり方が成功を保証するということはありません。しかし、実際に在学した人が何を考え、どう行動したのかを知ることは入学後の生活のイメージを掴み自身のプランを策定するうえで非常に有意義です。HKU MBAは高密度・短期間のプログラムです。実りあるMBA生活を過ごすための一助として活用してください。

<MBA前の業界>

新卒以来、外資系証券会社及び財務アドバイザリーファームにて、主にクロスボーダー市場間の資金調達やM&Aに係るアドバイザリー業務に従事していました。

 

<MBA後の業界>

MBA卒業後は、プライベートエクイティファンドの投資戦略チームで、1)投資案件の発掘・調査・分析、2)投資実行、3)企業価値向上支援を担当しています。

 

<就職活動の時系列(いつ始めたか、いつ終了したか)>

【渡航前(4~5月)】リクルーティングエージェントが主催する「海外大学院進学者向け壮行会」イベントに参加して、MBA採用企業の話を色々聞く

【8月】上記イベントで話を伺った企業から夏インターンのご案内を頂く。職務経歴書・履歴書を準備し始める

【9月】夏インターンに応募

【10~11月】夏インターンの面接(via Skype)

【12月】夏インターンのオファーを頂く

【翌2月】Alumni経由で香港の投資会社(日本株担当)を紹介して頂き、面接実施

【4月】日本に帰国することを決意し、上記投資会社の選考を中断する

【6月】知り合い経由で東京の投資会社の選考を受け始める(via Skype)

【7月】夏インターン実施@東京

【7月中旬】上記東京の投資会社からFull-timeオファーを頂き、承諾

 

<なぜ(MBA後の業界)を選択したか>

新卒以来、第三者の資金調達や事業展開に係るアドバイザーという立場で関与していたのですが、MBA生活の中で様々な人々と出会い、色々なお話を聞くにつれて次第にリアルなビジネスに興味を持つようになりました。そこでプリンシパルとしての経験が積めること、幼少期の海外経験やこれまでの金融キャリアをある程度活かして貢献できること、を軸に選択しました。

 

<どのように就職活動を進めたか>

MBAが始まってから最初の半年程度は必修科目も多く、就職活動に充当できる時間もあまりなかったことから、大学のキャリアオフィスが設定するセミナーや就職活動イベントに参加するくらいで、真剣に準備し始めたのは卒業直前の5月末くらいから1カ月程度短期集中型で進めました。それまでは何となく興味のある領域の本を読んだり、色々な分野のプロフェッショナルに会いに行ってお話を伺ったり(就職用途に限らないですが)、あとは兎にも角にも短いプログラムということもあり同級生との時間を一番大事にしてきました。結果論ですが、自分にとってはこのメリハリが就職活動を早く終えられるポイントになったような気がします。

 

<受験生へのメッセージ/アドバイス>

「果たして、この先自分はどう生きていきたいのか」、これが終始自分のMBA生活の中で自問自答していたテーマでした。MBA生活の中でも、ずっと大企業で働き続けてマネジメントの職に就かれている方、社内政治が煩わしくなって途中で自分の事業を立ち上げた方、プロフェッショナルファームで日々鍛錬を重ねている方、愛すべき人との生活や時間を優先してMBAに来られた方、などなど多く方々と出会いましたが、そこで感じたことは、結局幸せになるということは自身の中に存在する価値観でしか決められないということでした。

 

高給だから、世間体からの聞こえが良いから、という表面的なことに囚われてしまうと途端に疲れてしまいますし、そういうモチベーションは長くは続きません。キャリアに限らず、MBA生活を経て今後もっと幸せになるためにはどうすれば良いのかを考えて、実践していく訓練所として充てていただければMBA後のJourneyもワクワクしていくのかもしれません。MBAが皆様にとってそんな素敵な選択肢になりますように。

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