FULL-TIME 2017 STUDENT LIST
合格体験記1
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Why MBA?
前職では大手監査法人のグローバルサービスグループにて、日米同時上場(TSE,NYSE)のプロジェクトでのIPO支援業務、外資系企業の監査、IFRS初度適用監査などに従事していました。日米同時上場のプロジェクトではチーム内に色々な国から来たメンバーが多く海外との電話会議もある中で、今後もこうしたグローバルな環境で仕事して行きたいと考え、その対応力を磨くためにMBAを考えました。また、経営を一度体系的に学びたいと考えた事や、将来アジア(特に中国)をマーケットにした自分の会計事務所を開業したいと考えていることもMBAへ行く動機となりました。
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Why HKU MBA?
アジア・フォーカス:HKU内にACRC(Asia Case Research Centre)という組織があり、ここでアジア企業のケースを独自に作成しています。授業でもACRCのケースを使うことも多いと聞き、また学生も多様な国からアジアに興味がある学生が集まるため、将来アジアで仕事をしたい自分にとってはアジアのビジネスを学んだり、ネットワーキングなどの面で魅力的でした。
HKUのブランド:香港大学は歴史が長く、MBAのランキングや大学のランキングでも常にアジアでトップ圏にある点。
立地:中環や銅鑼湾など香港島の中心部へのアクセスが容易で、授業の外でも色々な活動ができると考えた点。
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受験スケジュール
2015年06月 TOEFL受験開始 (累計20回弱受験しました)
2015年09月 日本公認会計士協会川島奨学金内定
2015年10月 GMAT初受験、併せてEarly Round への出願準備
2015年11月 面接(Skype)翌日にConditional Offer(条件付合格)
2016年01月 GMATが基準点に達しUnconditional Offer (無条件合格)
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TOEFL/IELTS対策
純ドメ受験生であったため、、TOEFLには本当に苦労しました。初回で79点とまずまずの点数が出たものの、その後の点数が伸び悩み苦しみました。結果として色々な予備校にお世話になり、WEB TOEFLから始まり、ANDY先生の勉強会(韓国・中国で出版されたTOEFL対策本を用いる有名な勉強会)、E4TG(MBA受験生には有名な京橋のTOEFLSpeaking個人塾)などTOEFL受験料含め合計100万程度は使ったと思います。HKUの受験後にIELTSも3回程度受験しましたが、何れで出願する場合も早めの対策をお勧め致します。
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GMAT対策
2015年3月に古井先生のYESで文法コースとGMATコースを受講。その後、初めて受験したGMATの点数がイマイチであったため、濱口塾の受講も開始。結果として2回目のGMAT受験で学校の求める基準を満たしGMAT受験を終えました。元々国際部にいて英語の勉強が好きで英検1級(2015年に1次合格、2次は時間が無いため受験できず)の勉強をしていた事もあり、GMATで出てくる単語は殆どカバーできていました。しかし、SCはしっかり対策をやらないと点数が取れないと感じました。その点、濱口塾(自分はPDFテキストとMP3ファイルだけで勉強)は必要な点を体系的に抑えていると感じ、GMAT受験中も難しい問題で何れの肢を切るか迷った際に濱口塾で学んだ事が決め手で判断できた場面が多かったです(最終的にVerval34まで伸びました)
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エッセイ
設問に対して答えに関連するキーワードを書き出し、その後キーワードを肉付けしていく形で仕上げて行きました。エッセイに関しては自分の言葉で語る事が大事だと考え9割は自分で完成させました。しかし、文法や誤植の有無をレビューしてもらう為に、最終的にはアメリカのエッセイ添削業者(1枚2万程度)に出して校正はお願いしました。
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推薦状
日米同時上場プロジェクトで一緒に働いていた上司2人に依頼しました。こちらでドラフトを用意し、編集して頂く形で対応して頂きました。
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面接対策および内容
Walk through resume, why MBA? after MBAなど典型的な質問については事前に答えをある程度用意しておきました。インタビュー対策では、Skype de Englishと@ Englishという業者にお願いしました。何れもMBAインタビューでの想定問答集を踏まえた内容で満足がいくもので、10回程度練習したためインタビューへの抵抗感が無くなりました。
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アドバイス/コメント
私は部署の中でも1、2を争う忙しいPJにコアメンバーとして関与させて頂き、計2年程度クライアントに張り付きで仕事をしていた為、忙しい中周囲にも話をできない中でMBA受験を進めるのに非常に苦労しました。私は絶対に今年に行きたいと考えていたため、ランチタイムの誘いを断りTOEFLのテキストを持ってカフェで勉強したり、終電で帰った後に家で勉強したりと仕事の合間でなんとか勉強する時間を確保していました(周囲との関係等、犠牲にするものもあるかもしれませんが..)。会社の上場申請時などは結構な頻度で終電・徹夜の作業が続くのが通常で、TOEFL/GMATの点数が中々揃わない中、エッセイ/インタビューの準備もする必要があったのが本当に辛かったのを思い出します。早めの対策や忙しく無い時期に時間を取って勉強される事をお勧め致します。結果的に直前にスコアも揃い何とかなったので、受験生の方におかれましては辛い時はMBA取得を目指された際の強い気持ちを思い出して頂き、是非ビジネススクール進学を決めて頂ければと思います。
合格体験記2
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Why MBA
新卒で総合系コンサルティングファームに入社後、基幹業務システムの導入を伴う業務改革の立案に従事しました。一身上の都合により、会計系のコンサルティングファームへ転職し、連結管理会計システムの見直しや、業績評価制度の刷新に従事しておりました。
これまでのキャリアを通じ、国内外のクライアントの変革を支援してきましたが、コンサルタントとしての軸足を海外進出(とりわけアジア方面への進出)の支援に移したいと思い、MBAに挑戦しました。
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Why HKU MBA
出願前だけでなく合格後もどのビジネススクールに進学すべきか悩みましたが、以下の点を総合的に判断して香港大学への進学を決めました。
<クラス>
60人前後の少人数クラスのため、他の学生とディープな関係を築ける。
香港やシンガポールの他のビジネススクールに比べ日本人の頭数が少なく、否が応でも英語を話す環境を構築できる。
中国やインドを代表としたアジア人がクラスの7割を占め、アジアに富んだ環境を経験できる。
<カリキュラム>
香港大学にはThe Asia Case Research Centre(ACRC)という独自の研究センターがあり、アジアにフォーカスを当てたビジネスケースを勉強できる。コロンビア大、またはLBSと世界トップクラスのビジネススクールへの交換留学が可能である。
北京語言大学に1ヶ月留学し、北京語を学ぶきっかけを作れる。
<就職活動>
コンサル&金融機関へ数多くの卒業生が進んでおり、アジアのMBAであっても就職活動に可能性を見出せる。
メンターシップ制度があり、香港のビジネスパーソンの生の声を聞ける。
14ヶ月で終わるコンパクトなプログラムのため、比較的にキャリアを中断せずに済む。
と、ここまで書いておいて恐縮ですが、キャンパスビジットをした際に一番肌が合ったという点も学校を選ぶ上でかなりの割合を占めました。
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受験スケジュール
退職して受験勉強に専念したため参考になるかわかりませんが、受験スケジュールを記載します。
2013年10月 TOEFL対策開始
*AGOSのTOEFL対策講座を申し込みましたが、プロジェクトが多忙のため土日もままならず、受験勉強を中断
2015年04月 フィリピンへ語学留学(3ヶ月間)し、TOEFL対策を再開
2015年08月 TOEFLのスコアが目標点に到達したため、GMAT対策を開始
2015年09月 エッセイ対策を開始
2015年10月 推薦状対策を開始
2015年11月 キャンパスビジット実施
2015年12月 GMAT4回目を受験後、First Roundで出願
2016年01月 香港にて面接
2016年02月 合格
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TOEFL/IELTS対策
IELTSではなく、TOEFLを受けました。フィリピンへ3ヶ月間語学留学し、その後、AGOSにて105点ゼミを受講しました。10回前後の受験で漸く目標点に到達しました。具体的な勉強方法としては、AGOSのレックス先生の言葉を信じ、ディクテーション・シャドーイング・単語の暗記で英語の基礎体力を徹底的に身につけ、その後は過去問を繰り返し勉強しました。勉強開始から終了までSpeakingが1点しか上がらなかったのは残念でしたが、他の3科目の点数が驚異的に向上したため、何とかテスト勉強を終えられました。
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GMAT対策
Verbal、Math、IR、AWAともにAGOSを利用し勉強しました。AGOSの中山先生の解法テクニックを参考にし、Verbalの過去問・GMATPrepを繰り返し解きました。1回目から3回目までMathはほぼほぼ満点の一方でVerbalが目も当てられない点数でしたが、ようやく4回目でVerbalがそこそこの点数になったかと思えばMathが40点台半ばとなり、GMATはスコアが上昇せず終了しました。
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エッセイ
AGOSのエッセイ対策を利用しました。将来何をしたいのか、そのためになぜMBAに行きたいか、数多くあるMBAの中でなぜそのビジネススクールなのかと一貫して考えるメソッドは、インタビューや入学後の就職活動にも活きるなと感じます。ただし、1回あたりの授業で進む速度は低いため、早めに着手することをお勧めします。
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履歴書
エッセイと同様、AGOSのレジュメ対策講座を利用しました。プロジェクトで従事した業務を棚卸しし、入学審査官に刺さるネタは何か洗い出しました。英語の表現方法なども指摘を受けましたが、香港大の入学後のCVレビューでほとんど指摘を受けなかったことから、質は高いと考えます。
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推薦状
自分の仕事っぷりを一番理解している人は誰かという観点で候補者を選び、総合コンサルティングファーム時代の上司、会計コンサルティングファーム時代の先輩にお願いしました。深夜の居酒屋・ファミレスでネタ出しをし、こちらでドラフト作成後に適宜レビューをもらうという形で進めましたが、上司・先輩が多忙であったため、最終化まで3ヶ月かかりました。エッセイと同様、早めの着手をお勧めします。
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面接対策および内容
面接対策として、エッセイに記載した内容を自分の言葉で説明できるよう、何度も練習しました。
本番の面接では、入学審査官2名からの質問の定番であるWhy MBA? Why HKU? What is your goal?を中心に以下の質問を受けました。面接時間は約30分でしたが、緊張しながらも会話のキャッチボールが成立していたため、あっという間に終わったと記憶しております。
<質問内容>
- Why MBA?
- Why HKU?
- What is your goal?
- What is your personality
-なぜ転職したか
-推薦者から学んだことは何か
-履歴書に記載したプロジェクトに関する質問
-趣味に関する質問
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アドバイス/コメント
MBAの受験勉強は、英語の出来次第で長く険しい戦いになるかと思います。私はTOEFL&GMATの試験で結果が出ず何度も諦めかけましたが、その度にWhy MBA?を考え、やる気を取り戻しました。皆様におかれましても、「なんでMBAが必要なんでしたっけ」と自問自答を繰り返し、モチベーションの維持に努めていただければと思います。また、入学後に学校選びを後悔しないために、可能な限りキャンパスビジットを実施して、授業の質、学生の雰囲気を把握するのがベターかと思います。ホームページ上でももちろん香港・シンガポールの学校の情報は把握できますが、生の意見に勝るものはないかと思います。
合格体験記3
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Why MBA?
過去5年間の業務において、国内におけるプロジェクトマネジメント・エンジニアリングの幅広い知識は身につけられたものの、ファイナンス知識・海外経験が皆無であったことから、それらの知識・経験を効率よく獲得したいと思ったから。
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Why HKU MBA?
香港、シンガポール、マレーシア、インドネシア、台湾、韓国等の東アジア諸国を旅行するなかで、純粋に香港を気に入ったこと、その中でも香港大学は、香港島にキャンパスがあるという地理的な利点だけでなく、香港に加え、北京・ロンドンと3カ国で学べる機会があること。また、キャンパスビジットをした際に、小規模なクラスサイズということもあり、Familyのような温かさをアドミッション・学生から感じることができたこと。
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受験スケジュール
2014年10月 IELTS勉強開始
2015年08月 GMAT勉強開始
2015年11月 キャンパスビジット(香港)
出願
2015年12月 面接(@Cyberport campus)
2016年01月 条件付き合格(GMATスコア)
2016年02月 合格(GMAT 要求スコア取得)
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TOEFL/IELTS対策
IELTSを選択しましたが、TOEFLと比較すると、日本人に向いていると思います。
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GMAT対策
中々、要求スコアに到達できず、苦しみながらも5回目でなんとか要求スコアを取得しました。勉強方法としては、過去問をやり続けました。思い出したくもありません。
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エッセイ
Long term goal, Why MBA?, Contribution等の基本的な内容を整理し提出しました。
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推薦状
プロジェクトで関わりのあった、エンジニア及び同僚に頼みました。基本的にドラフトを作成し、それに対しコメント頂く形で作成致しました。
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面接対策および内容
面接で聞かれそうな質問を事前に考え、その質問に対する回答を準備し、面接に挑みました。
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アドバイス/コメント
私費での留学ということから、あまり周りにも相談もできず、GMATに関しては5回目まで結果が出ない等、相当苦労致しました。然しながら、コースがスタートして約2ヶ月が経過致しましたが、「北京→香港と目まぐるしく変わる環境」、「ダイバーシティで協力的なクラスメイト」と想像していた以上に充実した日々を過ごせております。みなさまに置かれましても、苦労されることがあるかとは思いますが、なんとか乗り切って頂けたらと思います。
合格体験記4
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Why MBA?
会社が海外進出、とりわけアジアへの進出に力を入れ始めたので、アジアでの仕事の進め方を学んで会社の海外進出事業に貢献しようと思いました。また、今まで現場第一線の仕事に長く従事しており、現場で得た経験の価値をこれからの仕事に活かしていくために体系的に「仕事を進める」ことの知識を学びたいと強く思っていたことも大きな理由の一つでした。
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Why HKU MBA?
上述した目的から、「アジアを深く知る」にはどこがベストかという視点で学校探しをしました。香港大学の比較的小規模なクラスサイズと学生の多様性は「アジアの縮図」のようで非常に魅力的でした。また、説明会で知り合った入学審査官の2人がこちらの話を非常に熱心に聞いてくれ、彼らのいる学校で学ぶことができたら楽しそうだなあと思っていました。入学後に聞いたのですが、入学審査官と入学後も継続してコミュニケーションを取れる学校は例外的のようです。香港大学は「HKU Family」と学内の人が自称する通り、とてもアットホームな雰囲気で、かつ総合大学である点と立地を活かした新たな刺激と学びの機会に溢れた場所です。
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受験スケジュール
2015年03月 社費選考合格
2015年04月 TOEFL対策開始(以後10月まで月1で受験)
2015年07月 IELTS初受験(以後不定期で4回受験)
2015年08月 GMAT初受験(以後5回受験)
2015年10月 レジュメ、エッセイ準備開始
2016年02月 HKU の説明会に参加
2016年02月末 出願(Final Round)
2016年03月上旬 面接(Skype)
2016年03月中旬 合格通知
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TOEFL/IELTS対策
仕事ではまったく英語を使っていませんでしたが、自己啓発としてこつこつ英語(TOEICと英検)の勉強をしていました。勉強の習慣があったことが受験を通じて良い方向に働いたと感じています。毎日少しでも続けていると良いと思います。受験期間中は通勤前、通勤時間、昼の休憩時間、帰宅後、すべての時間を勉強に充てていました。職場の理解があったことが支えになりました。また、趣味のスポーツも続けるようにしていました。体を動かすことが好きなので、気持ちをリフレッシュするのにとても効果的でした。
Reading:市販の問題集を買い込んで勉強しました。制限時間を意識して読むことと語彙を増やすこと、分からない単語の意味を前後の文脈から類推することを練習しました。韓国の参考書がとても役に立ちました。
Listening:Readingと同様に市販の問題集で勉強しました。また、Youtubeで英語のスピーチを視聴していました。関心がある分野であれば日本語で身に着けたその分野の基礎知識が理解の助けになると思うので、まずは自分の好きなジャンルから入ると良いと思います。
Speaking:オンライン英会話、また御茶の水の塾に通って練習をしました。聞き手が納得できるストーリーを作ることを心がけていました。 初めて受験した時から10点近く点が伸びたので、練習あるのみだと思います。
Writing:インターネットの添削サービスを利用していました。最初は添削の有無よりもとにかく書いてみることが重要だと思っています。
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GMAT対策
Official GuideとGMAT Prepを使って勉強しましたが、Verbalに関しては11月~2月までお茶の水の予備校に通っていました。スマホのアプリもあるのでちょっとした空き時間も勉強していました。塾でプロの解き方に触れたことが成績上昇の主要因でしたので、通塾をお勧めします。
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エッセイ
説明会で聞いたことやパンフレットの内容に自分の想いを乗せて書きました。キャンパスビジットはしていません。オンライン英会話の講師に添削してもらいました。
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履歴書
ネットでひな形を見つけたので、それを加工して自分で作りました。入学後にネイティブの指導官に見てもらったところ見違えるようになったので、ネイティブの専門家の意見を仰ぐことを強くお勧めします。
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推薦状
職場の上司2人にお願いし、業者に翻訳を依頼しました。「なぜ社費留学生に選抜されたか」及び「職場での仕事ぶり、今後のキャリアプラン」を軸にそれぞれ書いていただきました。
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面接対策および内容
オンライン英会話で伝える練習をするのと、エッセイの内容などから「なぜ?」を掘り下げて結果を紙にまとめる作業をしました。面接では日本経済のことや自分の所属する産業の動向について聞かれましたので、面接前に一通りおさらいしておくと良いと思います。履歴書について説明するときに伝えたい意図が英語で口をついてこず悔しい思いをしましたが、無事合格しほっとしました。
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アドバイス/コメント
受験はとても大変でした。しかし、その辛さに見合う価値がHKUのMBAにはあると信じています。受験に注いだ時間と情熱をこれからの素晴らしい経験に変換できるよう、これからも頑張りたいと思います。今大変な時期をお過ごしの方は、辛い状況で歯を食いしばることができるかを試されていると思って踏ん張ってください。応援しています。
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入学後の雑感
北京での一か月を終え香港でこの文章を書いていますが、上述したコメントはまさにその通りだったと実感しています。今も自分の力不足を日々実感していますが、社会人を経験してから学生に戻ると「学ぶことの貴さ」をより強く感じることができます。なりたい自分に近づくために私ももっともっと学んでいきます。一緒に頑張りましょう。