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香港生活 ~ MBA生として香港に暮らす
 
ここでは、香港にて生活をはじめるにあたり、いくつか気になるであろう点をピックアップして、簡単にご説明します。

<予算>

 

どのような生活水準を希望するかにもよりますが、とにかく安く済ませたい場合の予算と、少し良い暮らしを求める場合の予算について、その内訳を見てみます。

 

香港の生活費については、総じて「家賃は日本より高め、その他は日本と同等」というイメージでいると良いかと思います。勿論、あらゆる局面において日本と同じクオリティを要求してはいけません。特に住環境に至っては、日本と比べるとかなり劣悪なのが実状です。

*大まかな生活費月額のイメージ(香港ドル:HKD) HKD1=約JPY19 (as of 25 Oct 2023)

<家賃>

 

・とにかく安く済ませたい場合・

 

Main Campus付近にある大学の寮に入るのが最も安いのですが、非常に倍率が高く、なかなか入るのが難しいのが現状です。それ以外の安価な選択肢としては、香港大学の学生課に相当するCEDARSが斡旋しているOff Campus Housingに入るか、学生向けに安価なアパートを斡旋している業者を通じて探すという方法があります。もしくは、インターネットでルームメイトを探している香港大学の学生とコンタクトを取り、フラットシェアするという方法もあります。安価なものは大抵トイレ・シャワー・キッチン共同、場合によっては個室もない(ベッドルームもシェア)という物件もありますが、HKD 5,000程度から見つかります。

 

・少し良い暮らしを求める場合の予算

 

アパートを貸し出している業者や、サービスアパートメントを提供している業者を通じて部屋を探すのが一般的です。プライベートなトイレ、シャワー、キッチンがついて、HKD8,000程度から見つかります。HKD8,000~HKD10,000程度の予算を持っておけば、それなりの部屋に住むことができるでしょう。

<食事>

 

香港にはそこかしこにスーパーマーケットがあり、食材も比較的安く手に入るので、自炊をすることも可能です。しかし、香港は外食文化が発達しており、安価で食事をとることができるので、一年弱の一人暮らしということであれば外食中心の食生活にしてもさほど変わらないと思います。

 

・とにかく安く済ませたい場合

 

それなりにまともな食事は、HKD50程度からあります。(市場の付近に行くとHKD30程度からあります)。飲み物等も含めて、日額HKD150程度と考えておけば良いでしょう。

 

・少し良い暮らしを求める場合

 

お昼に頻繁に飲茶に行ったり、日本食を頻繁に食べたりしていると、食費はぐっと上昇します。香港グルメを満喫するとしても、交際費別の予算として日額HKD300をみておけば、かなり良い食生活を満喫することができるでしょう。

<交通費>

 

交通費は、総じて日本より安価です。公共交通機関はバスと地下鉄がありますが、HKU MBA生の生活圏内での移動であれば、·生活レベルを問わず月額HKD500程度をみておけば問題ないでしょう。

 

・バス

 

九龍/香港島をまたぐバスであっても、HKD11程度。九龍/香港島内の移動であれば、HKD5~8程度です。

 

・地下鉄

 

移動する距離にもよりますが、HKU MBA生の生活圏内であれば、一回の移動で、HKD5~10程度です。

 

・タクシー

 

香港はタクシーが安価で、HKD22からのスタートとなります。HKU MBA生の生活圏内であれば、夜間に香港島(ランカイフォン等)から九龍半島へ移動したとしても、HKD200を上回ることは滅多にありません。

 

・トラム

 

一回3ドル弱で終点まで乗車することができます。観光目的の乗り物と思われがちですが、地下鉄の構内に入る必要もなく乗り場の多いトラムは、香港らしい景色も楽しめて一石二鳥な時があります。

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MTR.png

<通信(モバイル)>

 

日本同様、香港にはモバイル回線を提供している会社が数社あり、安価なプランから高価なプランまで用途に応じて広範なプランが提供されています。香港の通信状況は日本よりも進んでおり、電波が届いていないところを探すのが難しい程です。PCでのネット環境については、アパートにWifiが付いているケースが大半で、特に心配する必要はないでしょう。ちなみに、日本と異なり、通信会社が携帯端末を販売しているということはありません。端末は個別に購入する必要があります。

 

・とにかく安く済ませたい場合

 

インターネットは安いプランであれば、月額HKD70程度から使い放題のプランがあります(速度は非常に遅い)。

 

・少し良い暮らしを求める場合

 

動画の視聴等においてもさほどストレスを感じないプランであれば、HKD300程度とみておくと問題ないかと思います。携帯電話で4Gデータ使用料制限のないプランもあるようです。

 

<その他>

 

ランドリー代: 月額 HKD150程度

生活消費財: 月額 HKD150程度

水道光熱費: 月額 HKD150程度

その他雑費: 月額 HKD200程度

 

あとは交際費ですが、MBA生の場合、月額HKD700程度と考えておけば最低限の用は足りるかと思います。勿論、使おうと思えば際限なく使えます。

 

<ルームシェア>

 

香港ではルームシェアは一般的なものとして学生に受け入れられています。MBA生も然り。異文化の下に育ったクラスメートと寝食を共にし、理解を深め合う経験ができるというのも、MBA留学の醍醐味なのかもしれません。勿論、学業の面においても助け合うことができ、バスルームの共同利用やプライバシーがあまり気にならないということであれば、経済面のみならず、何かとメリットは多いと思います。

過去には、香港大学の学生課に相当するCEDARSが、MBA生専用のビルを用意していて、トイレ・シャワー・キッチン共同ですが、月額 HKD 4,000程度で住むことができた時期もありました。Class of 2014においては、男性:インド人×2、ブラジル人×1、日本人×1、女性:中国人×2、という構成で居住しました。今後の人生において二度とすることはないであろう貴重な経験をすることができました。今は、このようなビルはないようです。

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